1日で50万を溶かした男が語る、信用取引のメリットとデメリット

投資

僕は期間工をやりながら、資産を増やそうと思い株取引をやっています。

今はインデックス投信で積立投資をしていますが、前までは短期トレードが中心でした。

去年の損益収支はプラスで終わっているので、短期トレードで資産を増やすつもりだったのです。

しかし、去年の12月を境に勝てなくなり、その負けを取り戻そうとして信用取引に手を出してしまいました。

信用取引始めた当初は勝つことが出来たのですが、調子に乗り過ぎて1日に50万の損失を出してしまいました。

そこで我に返り、信用取引を含む短期トレードからは足を洗う事に。

信用取引の良い面と悪い面を知ることが出来たので、いい経験にはなりました。

その経験から言わせてもらうと、信用取引は資産運用にはおすすめできません。

今回は、そんな信用取引のメリットとデメリットについて語っていきたいと思います


  • 信用取引について知りたい人
  • 信用取引の体験談が知りたい人

信用取引とは

信用取引とは、証券会社に預けた現金や株式を担保にして、自分の持っている資金以上のトレードをする事が出来る取引の事です。

分かりやすく言えば、証券会社から借金をしてする取引の事ですね。

保証金の額の約3倍の資金を扱う事が出来るので、少ない資金でも大きな取引をする事が可能になります。

例えば、自己資金が50万しか無い場合、50万以上の取引をする事が出来ません。

しかし、信用取引を使う事で最大で160万ほどの取引を行う事が出来るのです。

株は元手が全て

株式投資は元手、つまり持っているお金が多くないと話になりません。

例えば、株取引で次のようなケースでは、どちらが達成するのに難しいと思いますか?

  • 100万→200万
  • 1000万→2000万

1000万から2000万に増やす事の方が難しいように感じますよね。

理論上は、どちらも同じくらいの達成難易度なのです。

もちろん、額が大きくなる事による心理的なプレッシャーや、額が大きくなる事での市場への影響は無視しているので、単純に同じとは言い切れません。

しかし、自分の持っている資産が大きくなればなるほど、資産の増えるスピードは上がっていくのは事実なのです。

信用取引を上手く使う事が出来れば、資産を効率良く増やす事が出来るという訳です。

信用取引のトレード結果

信用取引を始めたきっかけ

そもそも、株で信用取引をやるつもりはありませんでした。危険だというイメージもあったので、距離を置いていました。

それに、個別株のトレードでそこそこ結果が出ていたので、やる必要も感じませんでした。

しかし、2018年の12月頃から株式市場は荒れ始め、僕も結果が出なくなりました。

12月の日経平均の下落率は10%以上を記録し、ここ数年で一番下落した月になったほどです。

株式市場、記録ずくめの2018年 日経平均7年ぶり下落 

12月中頃に下落した際、「なにこれ安い」と思って、大きく下げている割安銘柄を購入しました。

しかし、そこからさらに下落し、自分の許容範囲を越えてしまったので損切して、違う銘柄に乗り換えました。

その時点で僕は底だと思ったのですが、まだまだ下がり続け、これは流石におかしいなと思い始めました。

本格的な株の暴落が始まったのでは?

そう思って、信用取引の空売りをしようと考えて、信用取引を始めました。空売りについては、後で説明します。

信用取引の魔力

信用取引を始めた結果、すぐに利益が出ました。

株式市場が荒れていると、信用取引という手段は上手くハマればかなり有効です。

実際12月の現物取引は25万の損でしたが、信用取引では22万の利益を出す事が出来ました。

この信用取引の結果から、信用取引を使えばもっと資産を増やせると思いこみました。

そして、資産効率を上げるために保証金ギリギリまでフルに活用して、信用取引をやってやろうと考えました。

まさに、信用取引の魔力に片足を突っ込み始めたのです。

そして1月に…

信用取引の余力をフルに使うために、当時400万ほどあった現金を担保にして、1000万を越える取引を毎日やっていました。

1000万の取引なので、1%動くだけで10万を稼ぐ事ができます。

1月の始めは調子良くて、2日連続で10万利確する事も出来たので、信用取引を使えばかなり資産を増やせると確信していました。

しかし、そんなにうまくいきません。

まさにコツコツドカンで、今までコツコツ上げてきた利益をドカンと1日で失ってしまいました

たった5%ほどの下落ですが、信用取引のリバレッジ効果で50万の損失になってしまいました。

その後、何回か信用取引をやったのですが、同じようなパターンでコツコツ利益を積み重ねても結局ドカンと負けてしまいました。

やっぱり自分は短期トレードは向いてない。

そう思って、株トレードを辞める事にしました。

信用取引のメリット

そんな信用取引ですが、上手く使いこなす事が出来れば、資産をかなり増やす事が出来ます。

ここで、信用取引のメリットについて見て行きたいと思います。

➀リバレッジをかけて資金効率を上げられる

なによりもこれが一番のメリットです。

何度も言っていますが株は元手が全てです。元手を増やす事が出来る信用取引は、資金の少ない投資家にとってはとてもいい制度です。

普通に借金をしようと思ったら、高い金利を払わないといけません。

しかし信用取引は、普通の消費者金融に比べて安い金利で利用することが出来ます。

資金効率という面で考えると、信用取引はとても素晴らしい制度です

②空売りが出来る

信用取引は通常の取引と違って、空売りする事が出来ます。

通常の株取引では、安く買って高く売ることで、値上がり分の利益を手に入れられます。

それに対して空売りとは、先に株を売る事が出来るのです。そして、値下がりしたところで買い戻せば、その分の利益を受け取れます

先に売るとはどういう事なのでしょうか?銘柄を持っていないと売る事はできません。

実は、証券会社から銘柄を借りて売っているのです。その後、買い戻しを行うことで値下がり益を狙うのです

空売りが出来ると、暴落時にも利益が出せるので僕も活用しようと思ったのです。

株の空売りの仕組み

信用取引のデメリット

逆にデメリットはなんなのでしょうか?見ていきましょう。

➀大きい損失が出る場合がある

信用取引というのは、ハイリスク・ハイリターンです。

大きいリターンを得られるという事は、それだけ大きい損失を出してしまうリスクが上がってしまいます。

投資で常にプラスを達成できるわけではありません。

信用取引で大きな損失を出してしまった際、その時の対処次第では本当に致命傷を負ってしまうかもしれません。

信用取引では通常の株取引に比べて、より冷静な判断力を求められるのです。

②追証の可能性がある

証券会社は損失を抑えるためある一定以上の含み損が出ると、投資家に入金して担保金を増やすように指示します。

この追加の担保金を追証と言います

もしも、入金がされない場合強制的に決済されてしまいます。

基本的に一定以上の損を出さないための制度なので、これにより借金を負う事はありませんが…

③借金をする場合がある

強制決済しても、マイナス分がある場合はその分のマイナスを証券会社に払わなければなりません。

信用取引をやっている中で、一番怖い事ですね。

強制決済しても、マイナスが発生するとはどういうことでしょうか?

それは相場が急激に動き、本来なら強制決済されているはずの株価よりも違う株価で決済されてしまう場合です。

ITバブルで見る追証発生による借金

ITバブルが弾けた際の「光通信」の例を見てみましょう。

「光通信」はバブル崩壊の時に20日連続でストップ安となりました。

ストップ安とは、売りたい人が多すぎて、それ以上の取引が停止されてしまう事です

この状態になると、売る事が出来ず株価だけが下がっていきます。

そして、何日も経ってからようやく決済出来た時には、担保金以上のマイナスになってしまうのです。

そうして、自分の資産以上の借金を負ってしまう可能性があるのです。

借金を負った父

なぜこんな事を知っているかというと、僕の父がまさに「光通信」で追証にかかり借金を負ったからです。

いつまでも決済出来ない絶望感たるや、どんなものか教えてもらいました。

僕はこのことを株を始めてから知りました。そもそも、株をやっていたことも知りませんでした。

借金は知り合いの懇意にしている社長さんに払ってもらったそうです。

今でも、父はその社長さんには頭が上がらないし、僕も子供の頃からその社長さんには挨拶させられてました。

結局、僕も信用取引で大損してる。まさに「カエルの子はカエル」ですね

何が起こるか分からない株式市場

この記事をまとめると

  • 信用取引はハイリスクハイリターン
  • 大損する可能性はいつでもある

株式市場はどんな値動きになるか想像できません。

いつ暴落が起きてもおかしくないのです。

そんな株式市場で、信用取引をすることは非常にリスクが高く、判断力も求められます。

リスク管理をすれば信用取引は非常に有効という主張を良く聞きますが、そのリスク管理こそ難しいのです。

上手く行っている時は自信過剰になりやすく、より儲けようと資金ギリギリまで信用取引をしようとしてしまいます。

人間とは欲深いもので、信用取引の甘い蜜を吸ってしまうとその沼にハマってしまいます。

自分なら冷静に取引できると誰もが思ってしまうのです。

僕は早い段階で、自分にはそんな才能は無いと気付く事が出来たので短期トレードは辞めて、積立投資に移行しています。

見方を変えれば、信用取引で失敗した経験をしたおかげで、自分の才能の無さに気付く事が出来て良かったかもしれませんね…

それでも50万は痛すぎるわ!

 

 

 

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Posted by GUN