フル満了で正社員?トヨタやデンソーが期間工の就労支援を始める!

期間工

トヨタが3年満了した期間工を対象に、取引先へ正社員として紹介する制度を導入すると発表しました。

関連記事:トヨタ、取引先に人材紹介 期間従業員を正社員で

製造業での少子高齢化による人手不足を補うためであるとして、トヨタグループ全体で助け合う姿勢を取った形になります。

また、グループ企業でもある部品大手デンソーもこの制度を導入したそうです。

これによって、将来に不安がある期間工の就労支援もする形になります

期間工と受け入れ先、双方にとって良い制度になるかもしれません。

就労支援において、他メーカーをリードするトヨタ。今回は、期間工の正社員就労事情について語っていきます。

期間工の将来は不安…

期間工は確かにお金を稼ぐことが出来て、僕自身おすすめできる仕事だと思っています。

しかし、期間工の仕事はとても不安定です

そのため、期間工をしていてお金を稼げたとしても、将来への不安は常にくっついて離れる事はありません。

➀2年11ヶ月で必ず退社しなければならない

期間工のままでもいいから、ずっと働かせてくれと思っている期間工も多いと思います。

僕自身も正社員になんてなれなくていいから、ずっと働きたいたいなあと思ったりします。

しかし、多くの期間工は2年11ヶ月経つ退職しなければなりません。

(一部メーカーは5年間満了の所もあります。)

期間工をある一定の期間雇ってしまうと、メーカー側は正社員にしなければならないという義務が生まれてしまういます。

これは、国の法律で決まっている事です。

そのため、メーカーはその義務を回避するために、3年または5年以上の契約更新をしない所が多いのです。

いつかは必ず無職になってしまうという不安は、期間工特有のものと言えるでしょうね。

②雇い止めの可能性がある

それだけでなく、メーカー側の事情で雇い止めになってしまうリスクもあります。

リーマンショックの時は、各メーカーが期間工の大量の雇い止めをした事もあります。

期間工はとても景気に左右される仕事です

特に、最近は日本の景気が悪くなっているというデータも出ています。

関連記事:景況感、2期連続悪化=米中摩擦を警戒-6月日銀短観

実際、期間工の面接が厳しくなっているなど、期間工でさえもなりにくい状況になりつつあります。

景気に左右されやすい期間工は、雇い止めリスクと常に向き合っていかないといけません。

正社員になりたいならトヨタ一択

そういう事情から、立場の不安定な期間工から正社員になりたいと思う人が多いです。

メーカー側も正社員登用に積極的な企業も多くて、正社員になりやすい環境にあると思います。

その中でも、トヨタは正社員登用については、他メーカーよりもかなり良いと言えます

そんな中で、今回の就労支援のニュース。正社員になりたいと思うなら、トヨタに行くべきかもしれません。

ちなみに、僕が勤務しているホンダは正社員になりにくいと言われています。

正社員登用が多いトヨタ

正社員登用の数でいえば、トヨタは期間工の中でも多い方に入ります。

もちろん、正社員になるにはかなり競争が激しいと言われています。

しかし、年齢で弾かれる事が少なく、能力があれば誰でもチャンスがあるので、正社員になりたい人はトヨタに行く事が多いです。

満了後の就労支援も元々やっていた

今回新しく出来た制度は、取引先に正社員候補として紹介するというものですが、満了した後の就労支援は前から充実していました。

詳しくは「タテヤマ」さんのブログに載っています。

関連記事:トヨタ期間工は辞めてからも貴族!1ヶ月寮に滞在できて無料でフォークリフト取得

簡単に内容を要約すると、

  • 就職活動や資格取得のためなら寮が1ヶ月無料
  • フル満了した場合はフォークリフトや溶接などの資格受講料が無料

流石世界一の自動車メーカーですね。

ホンダの場合は、数日で出て行かないといけないため、満了後の就職活動は基本的に満了前にしておかないといけません。

仕事はキツイかもしれませんが、トヨタは期間工として働くのにありがたい職場ですね。

新しく出来た制度「JOIN3」

今回新しく出来た制度は「JOB(職)」と「INTRODUCTION(紹介)」にちなみ、「JOIN3」という名称で呼ばれるそうです。

また、愛知県内だけでなく、その人の出身地にも対象を広げるそうで、かなり大がかりな正社員紹介制度になりそうです。

実は、これと同じ制度をリーマンショック前にも行っており、3年間で紹介事例が300件を越えていたそうです。

リーマンショック後に、制度が無くなってしまったものの、また復活したという形になりますね。

関連記事:期間従業員を取引先正社員に紹介 トヨタとデンソー

不安もある?

ツイッターではこんな不安も見かけました。期間工ブロガー「きろくがかり」さんの意見です。



やはり新しい制度のため、実際の所はどういう制度なのか実態はつかめません。

トヨタの取引先と言っても、色々な企業がある訳で、正社員と聞いていたのに違った!なんて事もあり得るかもしれまん

まだまだ、分からない事だらけなので、難しい所ですね。

人材不足を補う事は出来るのか?

少子高齢化によって、製造業は人材不足になっていると言われています。

実際の所、ホンダで働いている人達を見ても、60代以上の再雇用の社員も多いです。

彼らが退職してしまった場合、その穴埋めはかなりの数になるはずです。

これはどこの製造現場でも同じだと思います。

もっと言えば、中小企業になればなるほど、問題は深刻でしょう。

そう考えると、期間工を有効活用して製造現場の人材不足を解消しようとするトヨタの姿勢は、一定の評価に値すると思います。

期間工と製造現場、どちらにとってもWIN-WINになれるような制度になると嬉しいですね。


 

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Posted by GUN